ほぼ週刊のラーメンコラム

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小野式製麺機を買いました(前編)

小野式製麺機を買いました

2019年3月、家にあるものが届きました。

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こわれものであることはわかる。

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とりあえず開けてみる。

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はい、小野式製麺機です。

 

もともとヌードルメーカー(自動で生地こねて麺作れるやつ)は持っているのですが、加水率の低い中華麺はあまり得意ではないようで表面がざらざらの麺が出てきます。また、製麺の選択肢としてよく挙げられるパスタマシンもバッキバキの生地は対応しておらず、至るところで壊す人が続出しているそうです。

そういった事情がある中、鋳物でできた丈夫な小野式製麺機はかなり昔ながらのものですが低い加水率の生地も軽々と扱えるため、製麺マニア御用達のグッズになっています。しかし現在新品が販売されているわけではなく、入手するにはメルカリやヤフオクに張り付くしかありません。私はヤフオクで購入しましたが、はじめに見つけたメルカリのものは購入したものの発送手続きがされませんでした。

 

せっかく届いたのでさっそく使ってみたいのですが、発送されたまま、そのまま使用するのは少し怖い。よーく見てみると切り刃のすきまにサビやホコリがあるのがわかります。(あまりいい写真がとれませんでした) 

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別に観賞用ならこのままでいいんですが、実際に使うために購入したので、ちゃんと使えるようにこの製麺機を一度分解し、洗浄したあとに再度組み立てる作業をしていきたいと思います。この記事(前編)は分解するところまで、後編は洗浄後組み立てまでを行います。

 

 小野式製麺機の洗浄 -分解編-

 さて早速分解をしていくのですが、分解をするにあたって以下を参考にさせていただきました。

tokonamex.hatenablog.jp

 

dailyportalz.jp

 紹介した記事はどちらも両刃式なので今回買ったものとはタイプが違うのですが、まあそこまで大きく違いはしないのと、そこまで手順が厳密ではないので、必要な器具を用意して、取り外した部品がちゃんとどこのかを覚えておけば大丈夫です。(以下のように写真にいちいち撮っておくと楽だと思います。)

 

ということでとりあえず底板とホッパー(上の銀色のやつ)から外していきます。

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そのあとは外側の外せそうなところから外していきましょう。ということで、歯車カバーのねじをゆるめて外します。

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割りピンで固定されている歯車は、折れ曲がった割りピンをペンチでまっすぐにして、

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わっかにひっかけて割りピンを外します。

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もうひとつ、切り刃側の歯車についている割りピンも同様に外していきます。(めちゃくちゃ錆びていますが、あとで洗浄してそこそこきれいになったので再利用しています)

 

その後、切り刃、ローラーともに裏側に固定されている金属の板(名前はわからない)を外し、

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その後、ローラーの左右に挟まれていた木の板(ネジで止められてる)を外すと、

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このようにローラーの可動域が生まれました。あとはこの可動域をうまく利用して写真右側の歯車と軸棒を外していくのですが、この作業が非常に厄介。

まずは下写真のように歯車を押さえながらローラーを歯車のほうに押しやると、

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歯車と軸棒を同期させていた平行ピンが浮かび上がってくるのでこのピンを外します。

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そうすると歯車の固定が外れ、歯車を軸棒から外すことができます。(平行ピンは場所によってサイズが微妙に違うという情報もありますが、少なくとも目視ではよくわかりませんでした。なのであまり神経質にならなくても大丈夫かと思います。目視では。)

 

今度は軸棒をなるべく下写真左下側に押し込み、ローラーは写真右側に押し込むと、

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f:id:seKi:20190408013015j:plain今度は軸棒とローラーを固定していた平行ピンが姿を現します。写真だと少し見えにくいですが、

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このように取り出すことができます。この一連の作業で軸棒とローラーの固定が外されたので、あとは軸棒を引っこ抜けばローラーを取り外すことができます。

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軸棒は4本とも違った長さや穴の配置になっているので、全部取り外したときにもしっかりわかるようにしましょう。個人的には写真を撮ることがベストだと思います。

 

ここまでの作業ができればもう1つのローラー、そして切り刃のほうも左右の木を外すところから同様の作業によって部品を取り外すことができると思います。

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部品がうまく動いてくれないときはとりあえず5-56を差しましょう。

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このような感じで外せそうな部品からどんどん外していくと、だいたい下の写真のような感じでバラすことができると思います。

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これで分解作業は終了したので、今回はここまで。後編では各部品の洗浄から組み立てを行いたいと思います。